2021/07/03 07:06

突然ですが、木のお皿の塗装のお話です。


木製のお皿の最大の弱点は?というと、陶器に比べて水に弱い!という点です。


木材によっては水に強いものもありますが、木材そのままの状態では、陶器に比べるとやはり弱いです。


では、どうすれば良いのか。


そうです、塗装をします。

塗装をして水分が染み込まないようにしてやれば良いわけです。


しかし、体に取り入れる食べ物を直接入れる器です。

ただ塗装して水から保護すればいいというだけではいけません。

体にも害のない塗装を施さなくてはいけません。


そこで登場するのが、今回の話の主役「木固めエース」!となります。



木固めエースとは、


いわゆるウレタン塗料という分類の塗料になるんですが、

『食品衛生基準に準ずる規格』で作られている浸透性のウレタン塗料となります。


この塗料の性質を簡単に言うと、浸透することで木質を強化し水に強くなるということです。


さらに浸透性のメリットとして、通常のウレタンのように厚い塗膜を作らないため、木の質感も残したまま仕上げることが出来るという点もあります。


とても優れものなんです。


ちはみに木固めエースとは木固めエース協会が販売している塗料の商品名となります。

その他にも器の仕上げに適した塗料として、高価ですが無塗装に近い仕上がりとなるガラス塗料などもありますし、調べるとけっこうたくさんあるようです。

たまにお客様から食品をのせるのに大丈夫ですか?という質問を頂きますが、

Bosaojiではお皿としての用途のものには全て、食品衛生規格に適合した浸透性ウレタン「木固めエース」を施し、

さらに天然の亜麻仁油にて仕上げておりますので、安心してお使い頂けます。


今回は、木のお皿の塗装のお話として木固めエースの簡単な紹介をさせて頂きましたが、良い塗料がありましたらまたご紹介していきます。

今後とも宜しくお願い致します。



Bosaojiスタッフ一同