2021/06/15 11:03
今回はBosaojiの作品によく使っている木材の紹介をさせて頂きます。
第一弾は「walnut」ウォルナットです。
ウォルナットはルネッサンス時代から高級家具材としての地位を確立し、世界三代銘木の一つに数えられ、現在でも高級木材の代表格として非常に人気の高い樹種となっております。
一般的に言うウォルナットは正式にはブラックウォルナットといい、北米産のクルミ科の広葉樹のことを指します。
その他にもアジアンウォルナットやイングリッシュウォルナットなど、ウォルナットと名称のつく樹種がたくさんあるようです。
そんなウォルナットですが、何故故に人気があるのか?
色々な理由がありますが、まず一番大きな理由がその見た目にあります。
紫がかった深い褐色の重厚な色味と美しい木目は、高級感に溢れており、一目でウォルナットだと分かるくらい唯一無二の存在感を放っております。
木に詳しくない方でも知っているのではないかというくらい、木製家具・雑貨の代名詞となりつつあります。
そしてもう一つは、製作側から見た視点となりますが、、とにかく加工性が良い!という点になります。
狂いが少なく粘りもあり、材質も硬すぎず柔らかくなくと、とても切削加工がやり易い材料となります。
磨くことで非常に美しく仕上がり、塗装もし易いということで、悪い点が見当たりません。
その上、加工中に漂う香りも良い!ときています。
中世ヨーロッパでは、加工性の良さから家具職人たちがオークに変わりウォルナットを好んで使い始め、自由で精巧な造形が可能になったそうです。
こういった、見た目の良さと加工性の良さを併せ持った樹種であるために、消費者・生産者のどちらからも支持を受け人気が高いのだと
思います。
デメリットがあるとすれば材料が高額であるということです。
需要の高さと、蓄積量のバランスが合わず希少価値が高まり価格が上がっているためです。
しかし、これは良い木材だからこそなので仕方がないことですが、、、
Bosaojiでは、そんなウォルナットの作品を多く作っております。
素晴らしい木材を使った作品を、たくさんの方に見て触れて、飾って楽しんで頂けるよう
出来るだけお求め易い価格になるよう努力しております。(同業者からは安すぎ!と言われますが)
インテリアを整えることは、生活を整えることであり、
気持ちの良い空間で日常を過ごすことが、人生を豊かにする一つのピースになるのでは考えております。
Bosaojiのインテリアアイテムが、そのピースの一部になっていけるよう頑張っていきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
Bosaojiスタッフ一同